Not to memories
「高校生!タバコはだめだめーー。
見逃してやっから俺のも買ってなー」

こんなんで済むなら楽な方だ。
買う覚悟をした瞬間。

「おーい!おにいさーん!
若い子いじめちゃダメよー!」

キャバ嬢らしい服を着た女が
その男の腕をつかんだ。

「なんだてめ。。。
あっゆいちゃん!ごめんごめん。
ついつい高校生がいたから
可愛がってあげなきゃってさ。
ほら義務感?」

「そういうのきらーい!」

その女は勢いよく男の頭を殴った。

「いて!容赦ないなぁー
まっそんなとこがかわいいんだけどー
今日も頼むねー」

「はいはい。私コンビニ寄ってくね。
あきちゃんが呼んでたからあんた店戻ったら?」

ほーいといって男が消えていった。

俺は言葉も出ず、立ち尽くしていた。
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