Not to memories
なんだかムカムカする!!

ムカついてまさとの家の前まで来てしまった。
なんか私がストーカーしてるみたい。。
ってかもしかして本物のストーカーがいたりして。。

周りを見渡したが、
誰もいない。

よかった。

もー!
もう一度電話をかけてみる。

ブルルルル

「どーした?」

「どーしたも何も、なんで急に切るの?
変だって!なんかあったの?」

「悪りぃ。通りすがりの人に道聞かれてた。」

なんだ。。
なら仕方ないか。。。

「そっか。。ごめん。なんかバカみたいで。
それじゃあ」

「あっ。。」
「あっ。。。」

振り向くと、
そこには遠藤さんがいて。。
えっと。。これはなんとなくまずいきがする。
「ごめん切るね。」

ぷ。。

電話越しでまさとが何かを言っていたが、
電話を切った。

「遠藤さん!」

「飯田さん。。。何でこんなところに?」

「あっ。。えっと。
あそこの塩ラーメンを食べに来てて。
あっ。。
ここに来たのはなんというか偶然で。。
あっごめん。
もしかしてまさとと会う予定だったのかな?」

「。。。。」

「あっ。別に私まさとに用があるわけじゃ
ないから!それじゃまた明日学校でね。」

「。。。あっ。うん」

その場を離れるが、
なんとなく後ろから視線を感じて
振り返ることなく
まっすぐ駅の方向に向かった。

。。。

ほんとに二人は付き合ってたのか。。

そうなら言ってくれたらよかったのに。。

なんか。。
寂しいじゃん。。。

まさとのバカ。
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