Not to memories
次の日朝早くに目覚め、
いつもより早く家を出て電車にのって、
高台に向かった。
途中の自動販売機で
冷え冷えのコーヒーをかって、
ベンチまで歩こうとした時、
後ろで物音がする気がして、
後ろを振り向いた。

。。。
気のせいか。。。


佐藤くんの言う通り、
もしかしたら、
まさとも私も気にしすぎかも。
ただの嫌がらせ。私のことを気に食わない人が
たくさんいるのは当たり前のことだし。。

だっだっだっ。。。。

ドン。。
いた。。。、


誰かが背中にぶつかって、一瞬で力が抜けて、
その場に倒れこんだ。。
。。
。。。。。

息ができないぐらい。。

痛い。。。

えっと。。

。。。。。

「ごめんね。。飯田さん。。。
。。。。
ほんとに。。。
ごめんなさい。。。
こうするしか。。。」


この声は。。。

「。。。」

「ごめんなさい。。すごいことに。。
どうしよう。。。。」

背中の傷を必死に何かしようと、
震えた手で触っているのがわかる。。。

。。。
うまく声が出ない。。。


「。。。。逃げて。。」


「え?なんで。。飯田さん。。私。。。こんなひどいことしてるのに。」

。。。。

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