Not to memories
。。。。

。。。

「。。痛い。。」
あまりの腰の痛みに目が覚めた。
白い。。
私があんまり得意じゃない臭い。、

あっ病院に運ばれたのか。。

「。。ばか!」

ばしん。。。
お母さんが私のほっぺを強く叩いた。。
とっさのことで
びっくりして声も出なかったが、
お母さんの顔を見ると、
涙が目から流れている。。。。。

「ゆな!刺されるようなことしたの?」

お母さんはいつもそうだ。
私が何か言う前に、
必ず私を疑う。
最初はそんなお母さんが嫌いだった。
でも。今ならわかる。
。。
お母さんが言うことは
あながち間違えではないのだ。

「ごめんごめん!!でもほら、生きてたし!
。。。
ごめん。面倒かけて。。。」

刺される方にも何かしら問題がある。

他の人はどうか知らないが。
少なくとも私はそうだ。

私には問題がある。。


私はあの時刺されたんだ。。。
夢なのではないかと思っていたが、
明らかに背中が痛すぎる。。。
麻酔が切れたのだろうか。。

いたい。。

この痛みよりもずっと。。。
彼女は痛かったんだろう。
私は耐える義務がある。。。

そんな気がした。

。。。

そういえばなんでここにいるんだろう。。

「お母さん。。なんで私ここにいるの?」


「誰かが学校に電話してくれたみたい。
あっ今廊下に担任の先生いるわよ。
学校に電話入れてるみたい」

え、、まずい。。

「。。。」

「。。
とりあえずわたし先生呼んでくるから」
そう言って、病室を出ていったので、
キモたんと話そうと、
廊下に出ようと体を起こそうとしたが、
あまりに痛すぎてうごけない。。。

いたい。。。

。。。

「きもたーん!!」

ガラガラ!

「起きたか。大丈夫か?」

「ねえ、誰が電話してくれたの?」

「俺が出たわけじゃないからわからないけど、
女性だったとは聞いてる。。」

「そか。。。」
よかった。誰が電話をしたのか特定されてないことに安心した。

「飯田。とりあえずは安静にしてろ。見張っててやるから」

「私は平気。明日からまた授業でしょ?
それにこのことはだれにも言わないで。。
。。。
学校にも話して欲しくなかったんだけど。。」

「それは無理。
だけど、生徒にはいわない。」

「あと、警察にも」

「あのなー!それはダメだ。
飯田!刺されてんだぞ!コレは事件。
わかるよな?」

「わかってるでも。。」

「まさか飯田!刺したやつ、誰か知ってるんだな?言え!」

「。。。知らない。」

「。。。ったく。落ち着いたらでいい。
それまでは余計な詮索はしない。けど、ちゃんと話すように!わかったな?」

「わかった。。」

。。。。

「とりあえず今日いるから。」

ガラガラ。。
「あっ。先生。この度は本当にすみません。
でも今日は私がいますんで大丈夫です。
本当に今日はご迷惑おかけして。。」


「あ、お母さん。頭をあげてください。
学校からもきつく言われてますので、
今日は、廊下にいさせてください。」

「。。。すみません。」

きもたん。。。

そう言ってきもたんは廊下に出て行った。。
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