Not to memories
質問に答える最中、
制服を着ていない男性が教室の扉付近に立っているのが見える。。。?

誰だろ?

教壇にキモニーが来て、生徒に話しかける。

「あの。。。では、もう一人呼んでるのでそちらからもお話を聞きましょう。

えーっと飯田さんとは同級生となる
滝口さんです。。。えっと。。どーぞ。」


え???

まじ。。

扉にいた男性は、
生徒をかき分け教壇に上がってきた。。。

。。。

とっさにキモニーの顔を見ると
意地悪そうな顔をしている。。

。。。
もー。

教壇に上がり私の隣に立つ男性は、
私を見ている気がする。。。

無理だよ。。。
。。。
2年ぶりだし。。。どんな顔をしていればいいのかわからない。
私は顔を上げて男性を見ることなく、
教壇から降り廊下にでた。

教室の中にいるキモニーを廊下に引きづりだし、
睨みつけると。。。

「まぁまぁ。。あいつの話聞いてやれ。
さっきも滝口も飯田の話聞いてたぞ?
なっ!」

「なっ!てもーーー!」

。。。


その場から逃げることもできず、
結局教室から溢れ出ている生徒たちといと一緒にまさとの話をきいた。


女子生徒たちはまさとを見てキュンキュンしている。。。。
そしてまさとの話にウンウンと頷く。。。

初めて見たなー。まさとがこんな大勢の前で話すなんて。。
高校にいたときはそんなキャラじゃなかったような。。。

「。。。余談ですが、俺も2年前、ここでやり残してしまったことがあります。今思えば当たり前な時間だった。でも君たちも当たり前にみんながいる時間はあと残りわずかだと思う。当たり前が当たり前じゃなる時に気付くこともあるけど、
今という時間を1分1秒大切に刻んでいってほしい。では俺からは以上。」

。。。

まさとがやり残したことか。。。
なんだろ。。。

女子からの質問タイムが長くて。。
私は教室から屋上に上がった。

わあー。夕日。。。
キレーだな。

ここでよくサボったんだっけ。

。。。
ガチャ

。。。?

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