Not to memories
「俺んちここ。」


彼女の表情によっては、
別の場所にしようと思ったが、
彼女は特に変わらない。

「学校から結構近いんだねー
20分ぐらい??」

「あーそんなとこ。ほれ。どーぞ」


俺は扉を開け、家の中に入った途端、
彼女は深く息を吸った。

「うーん。幸せな感じ。あったかいかなー」

「あ?」

「まさとにとっては当たり前だもんね」

笑いながら言う彼女の顔はなんとなく寂しげに見えたのは気のせいだろうか。。

「まぁ上がれよ二階が俺の部屋だから」

たまたま、昨日寝れなかったから、
珍しく部屋の掃除をして、暇をつぶしていた甲斐があった。

「まさと、めっちゃ部屋キレイ。
あーーー!
これー、もうみたの?」

彼女は、サスペンス系映画のDVDを
手にとっていった。

ラッキーだ。

さっきから密室の中、しかもいつもより距離が近いゆなに緊張していてどうにかなりそうだ。

けど、映画なら少しは、意識を保って入られそうだ。

「見る?これ俺のおすすめ。」


「本当に?でもまさと見たことあるのにいいの?」

「いいよ。」


そして映画をスタートさせたが、俺は映画見ている余裕もないぐらい、隣に座る彼女が気になってしょうがなかった。
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