Not to memories
抱きしめたゆなの体は、
拒むことなく、ただ抱かれていた。


いつものようにちゃらけて
流されてしまうと思ったが、
彼女は無言でいる。


「キャバクラで働いてたと思えば、
学校では、目立たないようにしたり、
でも遅刻するしサボるし、


冷たいと思えば、本当は優しかったり、

近づけたかなって思えば、どっか遠くにいこうとするし。

なんなんだよ。」
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