Not to memories
「もしかして今から休憩?」

「あっ、うん。」

「おっじゃあ、一緒に周らない?」

一人でぼーっとしようと思ったのに。。。
なんとなく断れず、
仕方なく一緒に他のクラスを
見に行くことにした。

廊下には、近所の子や、
中学生、おばちゃんやおじちゃん。
たまに卒業生っぽい大学生の人たちが
うちの文化祭に遊びに来ている。

結構にぎわうんだなー。
驚きだ。高校の文化祭なんて行ったことなかったから、うちの学生以外の人たちがいることに
びっくりした。

「あっ、アルクマくんのやつ、教えてくれてありがとねー!

アルクマくんグッズ買っちゃおうかな?

あっこの間佐藤くんが買ってきてくれたやつ、
大事にカバンにつけてるよ。

本当にありがとね。

もしアルクマグッズ売ってたら
佐藤くんにもプレゼントさせて!」

「いいよ。そんなー。
長野のお土産だから気にしないで!
でも大切にしてくれてて嬉しいな。

ねっそういえば
まさともアルクマくんすきなの?」

「あっ。。。そか。流れでまさとも誘っちゃった。まずかったかな。。」

「そか。じゃあ俺から聞いとくよ。
まぁーでも普通に、まさとと久々に遊びに行けるなら、俺も楽しみなんだけど。」

「二人って同じ中学なの?」
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