…だからこそ。
彼は無言で座り込んでいる私の隣に座り、

頭を撫でてくれた。

それだけで十分だった。

とても幸せだった。

彼とはその後海にも行った。

夜の海、ぎこちなく手を繋いで、

ぎゅってして?って甘えたら

嫌だって言われてへこんでいると、

ぎゅーだったらしてあげる。っていって

苦しくなるほどキツく身を寄せ合った。

…やっぱり愛されてるなぁ。

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