あなたの優しさが…
その日から、私は部屋にこもる様になった。
ご飯も、食べたくない。
ぼーっとしちゃう。
これは、妊娠のせいかな。
よく吐くって聞くけど、吐き気はない。
助かる。
この数日、考えていた。
このまま、ここで暮らしていけるんだろうか。
一瞬でも雅樹のことを疑ったのは事実。
私はいつになったら、雅樹のことを信用できるの?
いつも
大丈夫って言ってくれる。
一生って言ってくれる。
それでもダメなの?
自分が嫌になる。
そんな私…雅樹と一緒にいる資格ない。
私…出て行こう…。
これ以上、雅樹に迷惑かけられない。