あなたの優しさが…
おばぁちゃんは知り合いである先生に事情を話してくれた。
『大丈夫よ〜はい、ここに横になってね』
診察をしながら、最後の生理はいつ?
悪阻ある?食べれてる?
色々質問された。
『来週で3ヶ月だね〜』
小さい命は3ヶ月…。
『母子手帳貰えるように手続きするね』
私はお腹に手を当てながら
「産んでもいいですか…」
涙を溜めながら先生に聞いていた
『産んだらダメな命なんて、ないのよ』
『赤ちゃんはあなたを選んだの…頑張りましょう』
この子が私を選んでくれた…
この子のために…