あなたの優しさが…

「雅樹には敵わないね」


『フッ…なら諦めて俺の隣にいろ』



そう言うと

甘いキス…


さっさと帰りなっと
おばぁちゃんが笑ってる


「おばぁちゃん!また来るね」


そう言って手を振った。


『また家出するのか?』

って心配そうに私を見てくるから

おかしくて

「産まれたら抱いてもらいたいから」


そう言うと、雅樹は固まった。



え?と思った時には遅かった…


あ…雅樹に言ってなかった。



「あ…いや…言おうと思ってたんだけど…」

「ここ来てから病院に行ったから…タイミングが…」


雅樹は固まったまま…


雅樹に近づき、雅樹の両手を握って


「私のお腹に…雅樹の子供が…います」

「もうすぐ…3ケ月になります」


雅樹…どう言うかな…
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