あなたの優しさが…

私が言い終わると

私を抱き上げた


「きゃっ…なに…おろしてよ」

慌てる私に


『転んだら、お腹の子に障るだろ』


その言葉に笑っちゃう。


「親バカですか?」


『大事な家族ができるんだ』
『俺の子供か……ふっ』

にやにやし始めた


「雅樹…産んでもいいの?」


そう聞くと

『はぁ?』

怒ってる……


怒らせてしまい、そのまま大東さんが待つ車へ乗り込んだ


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