あなたの優しさが…
毎日のように母は男を連れてきた。
初めは抵抗をした。
けど、無意味なことだと理解したら
抵抗する気力も無くなった。
早く終わってほしい。
それだけ考えて男に抱かれた。
母が連れてくる男には
だいたい刺青が入っていた。
入っていない人もいたが、
明らかにヤクザですって風貌。
私が男に抱かれている間
母は必ず私を監視していた。
娘が男に抱かれているのを見て
楽しいのだろうか…
男が腰を動かしてる間、
そんなことを考えていた。