あなたの優しさが…
『雅樹様の側近をしております
大東と言います。以後顔見知りを…』
そう言い頭を下げた。
私は慌てて
「こちらこそ、よろしくお願いします」
頭を下げた。
それがおかしかったのか、クスッと笑われた。
『失礼ながら、…あなたのことを調べさせていただきました』
私は血の気がひいた。
調べた?私のこと?
なんで…あの女のことも?
『雅樹様と居るということは必要なことなので…申し訳ありません』
動揺を隠せず、返事が出来なかった。
大東さんは確認のためと、
書類を数枚私に見せた。