あなたの優しさが…
目が覚めると、外は明るかった。
あ…朝ごはん作らなきゃっと、
ベットを出ようとした。
身体が…足が動かない。力が入らない
え?なんで…
「フッ……やりすぎた」
その声に、上半身裸の雅樹。
昨日のことが一気に思い出される。
そして、自分が何も身につけていないことに気がついた。
「き…きゃー!あー…いやゃ!」
私はベットに潜り込んだ。
クスクス笑いながら
『かわいいなぁ』
雅樹が私を見つめながら、近づいてくる。
危険だ。
あれだけやって、今にも猿になろうとしてる。
「ま、雅樹。待って。私、動かない」
『大丈夫だ。俺に任せろ』
そういうと、猿から大猿になっていた。
なんとか食い止めたい…
嬉しいけど、さすがに身体が…
「まっ雅樹!し…しごと!遅刻するよ!」
『大丈夫だ。休むと言ってある』
あっさり、雅樹に捕まった。
美咲が誘うからだと言う雅樹。
誘ってない!そう思いながら
雅樹に抱かれた。