あなたの優しさが…

目が覚めると、外は明るかった。


あ…朝ごはん作らなきゃっと、

ベットを出ようとした。




身体が…足が動かない。力が入らない

え?なんで…



「フッ……やりすぎた」


その声に、上半身裸の雅樹。


昨日のことが一気に思い出される。

そして、自分が何も身につけていないことに気がついた。


「き…きゃー!あー…いやゃ!」

私はベットに潜り込んだ。




クスクス笑いながら

『かわいいなぁ』

雅樹が私を見つめながら、近づいてくる。



危険だ。

あれだけやって、今にも猿になろうとしてる。



「ま、雅樹。待って。私、動かない」


『大丈夫だ。俺に任せろ』

そういうと、猿から大猿になっていた。



なんとか食い止めたい…
嬉しいけど、さすがに身体が…

「まっ雅樹!し…しごと!遅刻するよ!」


『大丈夫だ。休むと言ってある』



あっさり、雅樹に捕まった。


美咲が誘うからだと言う雅樹。


誘ってない!そう思いながら
雅樹に抱かれた。




< 66 / 130 >

この作品をシェア

pagetop