あなたの優しさが…
「樹さん、ゆかりさん
今日からお世話になります」
そう言い頭を下げた。
うんうんとご機嫌な樹さん。
『今日から美咲ちゃんと住めるわ』
ご機嫌なゆかりさん。
チッと舌打ちをして不機嫌な雅樹
それを微笑ましく見ている大東さん。
また、後でっと、私たちの部屋に行った。
雅樹は相変わらず不機嫌。
ソファに座ってため息。
「雅樹…ありがとう」
何がだと不機嫌な言葉が返ってくる。
「雅樹に出会わなかったら、私は今でも孤独で暗闇で生きていたと思う…」
「だから今度は私の番」
キョトンとして、私を見ている
「雅樹は私が幸せにします
私に雅樹の全てを下さい」
そう言いきると、
ゲラゲラ笑いだした。
「えーっ!真剣に言ってるのにー」
ちょっと怒って言うと
悪い悪いと私を抱きしめ
『美咲は可愛い嫁さんになるな。』
そう言うと、私に甘いキスをした。