華麗なる安部里奈
忘れられない日
風邪もすっかり治った私はその後も、金曜日はテッちゃんとヒロキ君、ツヨシ君と公園で遊んだ。
あの日以来、猪本を公園でチラッと見かけたが、私の姿を見ると嫌な顔をして、公園を出て行くなど、私とは関わらないようにしていたようだ。
"赤い鬼熊"さんの姿は、あれ以来見かける事はなかった。あの日、たまたま公園に居たのだとしたら、運が良かったのかもしれない。
私はこの公園で遊んでいるうちに、ヒロキ君とツヨシ君にいろいろな遊びを教わった。近所の駄菓子屋さんで買った爆竹を鳴らしたり、ロケット花火を打ったり……本当はそういう事はしちゃいけないんだろうけど、普段の生活ではできない事ができて、私はドキドキしながらそれらの事を行っていた。
時々、テッちゃんはヒロキ君達の居ない所で「あんまり危ない事はするなよ」と私に忠告してくれた。
それでも、ヒロキ君達が居る時はそういう話はしなかったし、テッちゃん自身もそういう遊びをしていたので、あまり強く言う事はできなかったようだ。
あの日以来、猪本を公園でチラッと見かけたが、私の姿を見ると嫌な顔をして、公園を出て行くなど、私とは関わらないようにしていたようだ。
"赤い鬼熊"さんの姿は、あれ以来見かける事はなかった。あの日、たまたま公園に居たのだとしたら、運が良かったのかもしれない。
私はこの公園で遊んでいるうちに、ヒロキ君とツヨシ君にいろいろな遊びを教わった。近所の駄菓子屋さんで買った爆竹を鳴らしたり、ロケット花火を打ったり……本当はそういう事はしちゃいけないんだろうけど、普段の生活ではできない事ができて、私はドキドキしながらそれらの事を行っていた。
時々、テッちゃんはヒロキ君達の居ない所で「あんまり危ない事はするなよ」と私に忠告してくれた。
それでも、ヒロキ君達が居る時はそういう話はしなかったし、テッちゃん自身もそういう遊びをしていたので、あまり強く言う事はできなかったようだ。