華麗なる安部里奈
「里奈、4月からいよいよ小学生だね。小学生になる準備はできたかな?」
父の部屋で、もうすぐ小学校入学を迎える私は父に尋ねられた。
「うん、大丈夫!」
幼稚園の年長から、いよいよ小学生になるという事で、今までよりもさらに"お姉さん"になるという自信のようなもので当時の私の心は満ち溢れていた。
「テッちゃんも同じ日から小学校に行くんだよね?」
私は疑問に思っていた事を父にぶつけた。
「あぁ、テッちゃんは違うよ。公立の学校だから、里奈よりも1日入学式が遅かったんだったかな」
「こうりつ?」
「うん、里奈は私立の小学校。今まで通っていた桃ヶ崎幼稚園と同じところの小学校に行くんだからね。テッちゃんは公立の小学校だよ」
「どのお勉強だと同じ教室になれるの? 国語?算数?」
「ははは、同じ教室にはならないよ。学校が違うからね」
父の部屋で、もうすぐ小学校入学を迎える私は父に尋ねられた。
「うん、大丈夫!」
幼稚園の年長から、いよいよ小学生になるという事で、今までよりもさらに"お姉さん"になるという自信のようなもので当時の私の心は満ち溢れていた。
「テッちゃんも同じ日から小学校に行くんだよね?」
私は疑問に思っていた事を父にぶつけた。
「あぁ、テッちゃんは違うよ。公立の学校だから、里奈よりも1日入学式が遅かったんだったかな」
「こうりつ?」
「うん、里奈は私立の小学校。今まで通っていた桃ヶ崎幼稚園と同じところの小学校に行くんだからね。テッちゃんは公立の小学校だよ」
「どのお勉強だと同じ教室になれるの? 国語?算数?」
「ははは、同じ教室にはならないよ。学校が違うからね」