夢月求道ですけど…なにかぁ?
第三章〔求道 水を飲んで のどがジジジー!〕
夜、台所で夕飯の片付けをしていると…
よっちゃよっちゃ よっちゃよっちゃ…求道が流し台に近づいてきた。
「水 飲んでいいか?」
「…うん」
“どうぞ!”的に少し隅に寄ると、求道は、持っていたコップをドンッと流し台の真ん中に置き、水道の蛇口を全開にひねったのである。
勢いよく出た水は、噴水のように湧き上がり、それを見て求道は、高笑いした。
(…何がおもしろいんだか)
そして…