LUXURY!!
1

1





白いはずの雲からはらはらと
雨が窓に当たって、小さな音をたてる


やだなぁ、なんて声に出しながら、
思いっきり布団に潜り込んでみる




「小谷~」



カーテンの開く音と共に
むさ苦しい担任の顔


「いつまでそこにいんだって
早くでてこいつったろ」


ったく、と、
1時間前と同じように布団をまくりあげて


「早くしねぇと取って食われるぞ」


と、1時間前とまったくおなじ言葉を吐いた


けらけらと笑って言ってやる



「あんたみたいな、ポッチャリ
こっちが願い下げだってーの」





保健の先生が笑って見ていた




雨の日は頭痛がひどい



< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop