初めてを君と。
「実はね、私、宮前くんに一目惚れした。。」
茜に打ち明けると、身体中が暑くなる。
顔がいっきに真っ赤になったのが分かる。
「きゃーー!!!!!やっぱり!さっきのクレアの目が恋する乙女やったもん!」
茜は嬉しそうに笑う。
「クレア、応援するから頑張りや!!!!!」
そう言って、肩をポンっと叩かれた。
「ありがとう!私、今まで誰とも付き合いたことないし、恋もまともにしたことないから…
茜がいれば心強いよ!!!!!」
「え、クレアって今まで彼氏おらんの??
ありえへん!絶対モテるやん!!!!!」
茜はオーバーリアクションで身体を仰け反らせている。
「モテないよー?今まで告白すらされたことない。。」
悲しいことに、今まで一度も告白されたことがない。
家族や従兄弟は美形なのに、私はちっともモテない!!!!!!!!!!
デートしたり、
キスしたり、
それ以上のことも……
興味はあるけど、相手がいないからどうしようもない。。。
「じゃあ、やっぱり頑張らんと!クレアの初恋、実らせよ♪」
何だか私より茜の方が張り切ってる気がするけど…?