初めてを君と。
宮前くんはどんな子を好きになるんだろう。

知りたい。

でも、怖い。

私と正反対のタイプなら??

少しでもいいから、あなたに近づきたい。





「おはよー」
教室に入るとみんなが口々に挨拶を交わす。

一限目はピアノの授業。
今日はテストがあって、その順位ごとにグループが分けられる。
5人1グループでそれぞれに担当の講師がつく。


クラスメイトも、もうだいぶグループもできていて、クラスは賑やかだ。

宮前くんの周りにもクラスの男の子が3人集まっていた。

その時、宮前くんの周りにいた男の子がこちらに話しかけてきた。
「間違いなく、嘉手納さんが一番やな。
俺嘉手納さんと同じグループがええわ!!!!!」

少しチャラチャラした感じの彼はニコニコと私を見て言う。

「蒼太、朝から煩い!!!!!あんたと同じグループになったら煩くてクレアに迷惑がかかる!!!!!」

「うるせー、茜!!!!!
迷惑なんかじゃないやんな?嘉手納さん。」

な?っと首をかしげる蒼太という彼。

「茜、友達なの??」

私が二人を交互に見て言う。

「あーー。。うん。」

茜が珍しく顔を赤くして俯く。
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