初めてを君と。
頭の中がグルグルしている。

考え事をしていたからか、いつの間にか家にたどり着いていた。鍵を開けて部屋にはいると、途端に疲れがどっと押し寄せてきた。

気疲れかな……

着替えをして、簡単に夕食を作る。
出来上がったチャーハンを食べながらテレビを見ていると、ラインの着信音が鳴った。

スマホを見ると、晴輝くんから。

たった一文だけ。

『実習おつかれ。』

その言葉だけでも、心が踊る。

私は急いで返信した。 すると急に着信音がなる
私はびっくりして、慌ててスマホを操作した。

「も、もしもし!」

「あ、くーちゃん?実習お疲れ。返信来たから電話したけど、大丈夫?」

「うん、大丈夫。ご飯食べてた。晴輝くんも実習お疲れ様。どうだった?」

「疲れたけど、楽しかったわ。子どものパワフルさには負けるわー。」

晴輝くんが楽しそうな声で話してくれるから、疲れもぶっ飛んでいった気がする。
30分くらい話して、お互いに日誌がまだだと言うと、明日に響くからと早々に電話を切った。

実習日誌を書いて、お風呂に入ると、やっと1日が終わったような気分になる。
体を暖めて、ストレッチをしてから、眠りについた。
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