初めてを君と。
昼からの授業は眠気との戦い。

クラスの大半が眠気に負けてしまっている。

授業が始まる前、茜が蒼太くんにも協力してもらえるように、お願いしてくれるって言ってた。

ってことは、蒼太くんにも気持ちが知れてしまうということ………

恥ずかしいけど、仕方ないよね!!!!!

物思いに耽っていると、
チャイムが鳴って、授業の終わりを知らせる。


「あー、ねむーい!!」

茜が伸びをしながら椅子の背にもたれている

「ねぇクレア、帰り梅田行かへん?」

茜がバックを持って私の机にもたれた。

「梅田??バイト休みだし、大丈夫だよ!
咲や恵理は??」

「私も大丈夫ー!!!!!授業初日だからバイト休み取ってたんだよね♪」

「私も行くー!!!!!」

四人で梅田に行くのは初めて。

梅田に着くまで、
彼氏の話をしたり、

ファッションやメイクについて話したり。

四人でいると笑いが絶えないし、

もうずっと前から友達だった気がしてしまう。
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