初めてを君と。
「そういえば、茜は蒼太くんと帰らなくてもよかったの??」

咲が電車に乗ってすぐに気がついた

「大丈夫やで!今日蒼太はバイトやから。
家隣やし、いつでも会えるからな。」

「家隣なんだー。いつでも会えるけど、親もいるんでしょ??中々二人になれないのも辛いよね。」

咲が、ニヤニヤして茜を突っついている。

「さーき!変なこと言わんとって。
ほらー、純粋なクレアは何の事か分かってへんやん!!!!!」

茜が呆れた顔を向けてくる。

へ??私?

私は訳が分からないまま二人を見つめた。

「もう、二人ともクレアを虐めない!」

見兼ねた恵理が二人を注意してくれた。

「クレアは頑張って恋を実らせないとね♪
彼氏ができたら、分かることだからさ!
早いところ、アドレス聞かないとね!」

咲がスマホを振る

アドレスかぁ…

話かけるのも緊張するのに、

アドレスなんて聞けるのかな。。。

「まぁ、そんな不安な顔せんと!!!!!
とりあえず話かけれるようにならんとね!」

茜に背中を本っと叩かれた。
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