初めてを君と。
「あ、そういえばグルメ雑誌とテレビ取材のオファーきとったわ。」

健吾さんが思い出したように言った

「うそ??すごいやん、クレアが出たらこのお店もっと繁盛するわ!!!!」

千佳ちゃんが嬉しそうに笑ってる

「あー、健吾その話もうしたん?
うちから言いたかったのにーーー!!!!」

事務所から出てきた真美さんが頬をファンらませている。

そんな姿すら可愛い。

健吾さんがベタ惚れなのも頷ける。

「クレアちゃんと千佳ちゃん、雑誌もテレビもでてくれへん??最近女子高生だけじゃなくて、中学生とか、もちろん男の子達も。
クレアちゃん達目当てのお客様が多いんよね。口コミで広がってるみたいやけど!
問い合わせまであるんよ?」


私が???
最近写真とか、
サインとか言われてはいたけど…

真美さんのお願いだし、断れないけど。。

「私でよければ出ますよ!」

「クレアと出るとか気ぃひけるけど、
私もやる!テレビとか初めてやし、
緊張するわー!!!!」

「じゃあ、返事しておくから、予定はまた決まったら伝えるからね~」

そう言って、真美さんはまた事務所に入っていった。
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