初めてを君と。
今日は本当に忙しかった…

写真撮ったりして時間がかかったのも原因だけど。
そうは言っても来てくれるお客様は蔑ろにできないからね。


22時になって閉店をしてから、掃除や片付けをする。


「なぁ、クレア。クレアはさぁ、モデルとか芸能人になりたいとか思わへんの?
ハーフやし、美人やし、スタイルもええやん?スカウトとかないん?」

千佳ちゃんが掃除用具を直しながら聞いてきた

「えーー?それはないよ。興味ないもん。
小さい頃から保育士が夢だったし。お姉ちゃんやママはモデルだけど、私にその才能はないよ。」

ママもお姉ちゃんも雑誌のモデルから、ファッションショーのモデルまでしている。

二人とも本当に輝いていて憧れの存在。

「いやー、クレアはそこらへんのハーフとは違うで!!!!でも、雑誌とか取材で目つけられるかもね!ホンマ、楽しみやわ~」

千佳ちゃんが、ホールの最終チェックをしてくれている。

「よし、片付けOK!!!!
健吾さん、終わりましたよー!」

既にキッチンの片付けわ終えて、事務所にいる健吾さんの声をかけた。



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