年下ワンコとオオカミ男~後悔しない、恋のために~
「そうだね。それでいいよ。
もう祥裄のことなんて好きじゃない」
私がきっぱりそう言うと、挑むように私を見ていた絵里ちゃんの顔が、少し緩んだ。
「その言葉、ちゃんと忘れないでくださいね。
元サヤに戻るとか、絶対しないでくださいね」
あまりにも勝手な言葉に、怒りを通り越して呆れてしまった。
もともと付き合っていたのは私たちで、横槍を入れて来たのは絵里ちゃんのほうなのに。
「ねえ、あなたたち、いつからあんな関係になってたの?」
浮気されてたなんて微塵も気付かなかった私は、相当鈍いんだろうか。かなり長い間被っていたのなら、情けなさすぎて涙が出る。
もう祥裄のことなんて好きじゃない」
私がきっぱりそう言うと、挑むように私を見ていた絵里ちゃんの顔が、少し緩んだ。
「その言葉、ちゃんと忘れないでくださいね。
元サヤに戻るとか、絶対しないでくださいね」
あまりにも勝手な言葉に、怒りを通り越して呆れてしまった。
もともと付き合っていたのは私たちで、横槍を入れて来たのは絵里ちゃんのほうなのに。
「ねえ、あなたたち、いつからあんな関係になってたの?」
浮気されてたなんて微塵も気付かなかった私は、相当鈍いんだろうか。かなり長い間被っていたのなら、情けなさすぎて涙が出る。