世界の終止符僕の憂鬱

夜の八時にバイトが終わってから
カラオケに連れて行こうとしがみつくはるさんを振りほどいて僕は家に帰った

実家暮らしなのに相変わらず誰もいない…
少し寂しいが、自営で自動車整備工場してるから仕方がない
工場の二階が家になってるから、言ってしまえば側には居るし


「あーあー…なんか面白いことないかなー…」

ケータイを眺めながらポツリとつぶやく
勿論返ってくる言葉もなく
することもない僕は寝ることにした

その時は何事もなく
こんな毎日が続くと思っていた
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