世界の終止符僕の憂鬱
見渡す限り荒れた近所の風景…
そして…少し離れたところにいる異様に大きな物体…生物(せいぶつ)のようだが…
その物体がのっそりとこちらに振り返る
「いやいやいやいやいや…ww」
思わず笑うしかできない
離れていて正確な大きさはわからないが…4㍍位はある猪のような生物
「あー…うん…夢かな…うん…こんな奴いるわけないし…うん…よし…起きるか…」
自分でもわけがわからない言葉を話しながら現実を必死に認めない
「おーい…起きろー…」
自分の頬を思いっきりつねる…痛い
「おーい…そろそろマジで起きろー…」
頬を叩く…やはり痛い…すごく痛い!
そうこう一人漫才をしているうちに完全に猪のような生物がこちらに気づき
のそのそとこちらに向かってきた