恋する白虎
永舜は静かに言った。
「条件とは?」
永蒼は、スーッと音を出して息を吸い、フーッと吐くと杏樹の顔を覗き込んだ。
「知ってるだろ?初めて蘭寿草を口にする者は、過剰反応を起こし、記憶を無くす」
永舜は、永蒼から顔を背けた。
知ってる。
初めて蘭寿草を口にする者は、必ず記憶を無くし、記憶を取り戻す事は稀である。
だが、飲ませなければ、命を失う。
「残念だがこの女は、お前の事も思い出せないだろう。
せっかく連れ帰っても、お前のことを思い出せないなら、妻には出来ない、本人が嫌がる」
「分かってる」
「条件とは?」
永蒼は、スーッと音を出して息を吸い、フーッと吐くと杏樹の顔を覗き込んだ。
「知ってるだろ?初めて蘭寿草を口にする者は、過剰反応を起こし、記憶を無くす」
永舜は、永蒼から顔を背けた。
知ってる。
初めて蘭寿草を口にする者は、必ず記憶を無くし、記憶を取り戻す事は稀である。
だが、飲ませなければ、命を失う。
「残念だがこの女は、お前の事も思い出せないだろう。
せっかく連れ帰っても、お前のことを思い出せないなら、妻には出来ない、本人が嫌がる」
「分かってる」