恋する白虎
三日が過ぎても永舜は目覚めなかった。
杏樹はつきっきりで看病したが、やがて永蒼にたしなめられた。
「お前がそんなにやつれてちゃ、目覚めた永舜が悲しむぜ」
「でも、私を庇ってこんな事になったんだし」
杏樹の言葉を途中で遮り、永蒼は斜めに杏樹を見下ろして笑った。
「良いこともあったぜ。リンが目覚めた」
「リンさん!!」
杏樹は、永蒼の屋敷の一室に寝かされているリンに声をかけた。
あまりの嬉しさに、思わず駆け寄る。
「リンさん」
杏樹はつきっきりで看病したが、やがて永蒼にたしなめられた。
「お前がそんなにやつれてちゃ、目覚めた永舜が悲しむぜ」
「でも、私を庇ってこんな事になったんだし」
杏樹の言葉を途中で遮り、永蒼は斜めに杏樹を見下ろして笑った。
「良いこともあったぜ。リンが目覚めた」
「リンさん!!」
杏樹は、永蒼の屋敷の一室に寝かされているリンに声をかけた。
あまりの嬉しさに、思わず駆け寄る。
「リンさん」