恋する白虎
「永舜、永舜は私に『俺のどこに惚れたんだ』って聞いたわよね。私、あの時、恥ずかしくて言えなかったけど……今なら、教えてあげる」
杏樹はそこで一旦言葉を切って、永舜を見つめた。
「まず、背が高くてカッコいいところ。それに、声が好き。落ち着きがあって、頼りがいがありそうなところも好き。優しいところも好き。男らしいところも」
「それから?」
…えっ!?
眠っているはずの永舜の声が響き、杏樹はビクッとして永舜を見つめた。
相変わらず眼を閉じて眠っている。
「永舜?」
「きゃあっ」
突然杏樹は腕をとられ、永舜の固い胸に頬が密着した。
顔を起こすと、眼を閉じたままの永舜がニヤリと笑った。
杏樹はそこで一旦言葉を切って、永舜を見つめた。
「まず、背が高くてカッコいいところ。それに、声が好き。落ち着きがあって、頼りがいがありそうなところも好き。優しいところも好き。男らしいところも」
「それから?」
…えっ!?
眠っているはずの永舜の声が響き、杏樹はビクッとして永舜を見つめた。
相変わらず眼を閉じて眠っている。
「永舜?」
「きゃあっ」
突然杏樹は腕をとられ、永舜の固い胸に頬が密着した。
顔を起こすと、眼を閉じたままの永舜がニヤリと笑った。