恋する白虎
「んだよっ」

「えへへへ!」

こいつ、ほんと綺麗になったよな。

慶吾は杏樹の整った顔や、スタイルのいい身体を見て思った。

…俺がずっと好きなの、早く気付けよ。

「慶吾のお家の晩御飯、なーにー??」

「さーな」

「私はなんにしよーかなー」

「うち、食べに来るか?」

「え、いーよー!ママちゃんに悪いし」

俺は、食べに来てもらいたいのにな。

だったら昔みたいに飯食った後に、部屋でテレビゲームするのに。
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