お願い…想いに気づいて…




交換し終えた所にちょうど古屋敷くんが来た。




「古屋敷くん、おはよー


はい、これ約束してたやつ。」




眠そうだった顔が一瞬にして可愛らしい笑顔になった。



「ありがとー!!
すんごく嬉しい!」




お礼を言ったあとすぐに走っていった。



「李音みてー!



桜紅ちゃんからもらったー!!」




なんでよりによって田辺に言うのよ



どうせグチグチ言われて終わるのに…



「よかったな、腹壊して休めるぞ」



ほらね。やっぱり。



「何言ってんの、ほんとは羨ましいくせに」



「なわけないだろ馬鹿か」



< 22 / 33 >

この作品をシェア

pagetop