初恋
一緒にお母さんに謝りに行こ、と父が言うので、
素直にたって寝室へ向かった。
ドアをノックしても返事がないので、「寝たかな。」と父が先に入った。
直ちゃんが続いて入ると、母が服を着たままベッドにうつ伏せで倒れているのが目に入った。
「直人、救急車呼べ。」と父が叫ぶ。
え、と恐ろしくなって母を見ると、ぐったりとしていて、
手元に、いつも母が頭痛のときに飲んでいた鎮痛剤のびんが、空になって転がっていた。
うそやろ、普通睡眠薬やろ、と思った。
うそやろ、なんでこんな安っぽいドラマみたいなことが好きなんや、この女は!
結局父が消防に電話をして、救急車を呼んだ。
息子は足に力が入らないみたいに座り込んでしまって、
一階の電話機までたどり着くことができなかったからだ。
近所の人が外に出て遠巻きに見ている中、
母と父は救急車に乗せられていった。
すぐに美香さんが家に来て、
「直人くんのせいやないから。」と言って熱いコーヒーをいれてくれた。
素直にたって寝室へ向かった。
ドアをノックしても返事がないので、「寝たかな。」と父が先に入った。
直ちゃんが続いて入ると、母が服を着たままベッドにうつ伏せで倒れているのが目に入った。
「直人、救急車呼べ。」と父が叫ぶ。
え、と恐ろしくなって母を見ると、ぐったりとしていて、
手元に、いつも母が頭痛のときに飲んでいた鎮痛剤のびんが、空になって転がっていた。
うそやろ、普通睡眠薬やろ、と思った。
うそやろ、なんでこんな安っぽいドラマみたいなことが好きなんや、この女は!
結局父が消防に電話をして、救急車を呼んだ。
息子は足に力が入らないみたいに座り込んでしまって、
一階の電話機までたどり着くことができなかったからだ。
近所の人が外に出て遠巻きに見ている中、
母と父は救急車に乗せられていった。
すぐに美香さんが家に来て、
「直人くんのせいやないから。」と言って熱いコーヒーをいれてくれた。