すべてはあなたから教わりました。
すると、涼の方を向けられて、
じっと見てきた。

恥ずかしさも少しあったけど、
あまりの涼の整いすぎている顔と少し潤んだ綺麗な瞳に吸い込まれてしまった。

「目、閉じろよ。そんな見られてると出来ねぇじゃん。」

えっ?

それ待ってたの??


「あっ、ごめん。」

私はくいっと顎を持ち上げられ、優しくキスをしてくれた。

なんだか、じれったくて。
物足りなさを感じたものの、言えなくて。


その感情が顔に出たのか、

「もっと激しくしてほしかった?(笑)」

なんて言ってきた。


「そんなこと思ってないし!」

「そんな怒んなよ。明日はしてあげるから♡」

ひえーっ。


天使スマイル。
でも、悪魔にも見える。



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