すべてはあなたから教わりました。
「私と付き合ってた時、好きになってくれなかったじゃない!」


つき合ってた…。


「やめろ。俺は美雪が初めてなんだ。好きって気持ちを教えてくれた。」

涼…。


過去だけど、自分以外の人と付き合っていた話を聞いて不安だったけど、一気にそれはなくなった。

「なによそれ…。」

彼女は私と涼を睨みつけて、
走って行った。


「涼…。」
「ごめんな。嫌な思いさせて。」

そんなことないよ。

「さっき言ったこと、本当だから。」

「うん…。」


そして、気分を取り戻して近くの遊園地に行った。

涼は高所恐怖症で、ジェットコースターとか本気で嫌がっていた。
私も酔いやすい体質だから、よかったけど…。



< 117 / 202 >

この作品をシェア

pagetop