すべてはあなたから教わりました。
まるで子どもが回るかのように、メリーゴーランドとかの緩い系の乗り物に乗った。

「あー…楽しかったね!」
「あぁ…。本当に美雪が絶叫好きじゃなくてよかったよ。」

そこなのー?
まぁ私もそうだけど。


でも、本当に楽しかった!
ずっと一緒にいたいな。


暗くなってきた頃には街灯に明かりがついた。
私は観覧車に乗りたかったから、誘おうと思ったけど、涼は高いところが無理って言ってたから、断念した。


「帰ろ?」

「は?なに言ってんだよ。まだ乗るもんあるだろ。」

もうあなたの乗れるものはないですけどー!!


「観覧車♡」

嘘っ!何で??
高所恐怖症なくせに。

「乗りたかったんだろ?」
「そんなこと言ってないよ。」



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