すべてはあなたから教わりました。
愛の雪結晶
秋が終わり、本格的な寒い冬がやってきた。
都会は劇寒とまではいかないけど、やっぱり無理…。



「マフラー巻いても、意味ないよ。」
「だよねー。」

遥香と手を握り合いながら、
温めあった。


カイロは必需品。
忘れた時のショックはでかい。
でも、涼とくっつく時はいらない。



文化祭が終わってから、涼と会う時間が減った。

アルバイトを始めたという。
涼は一人暮らしだけど、親戚からは負担してくれてるのに、少しでも負担を減らしたいと言ってる。
私は反対はしなかったけど、
やっぱり寂しかった。






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