すべてはあなたから教わりました。
「予約してる、桜田です。」
そう言って、高級なレストランに通された。


「よっ、予約してたの?てか、こんなお店…」
「俺、ずっと来てみたかったんだ。大人になったらでもよかったんだけど、待ちきれなくて。」



運ばれてくる料理は素敵で、
とても美味しかった。

なかなか食べる機会がないし、
幸せ…。


窓の外は真っ暗で、東京の絶景な夜景がさらにうっとりとさせた。


「キレイ…」


涼はロマンチストだな。
私のために、ここまでしてくれるなんて…。

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