すべてはあなたから教わりました。
「あぁ…うん。そのこと、話そうと思ってた。」
「えっ?そうなの??」

なんだー。
この日のために秘密にしてたのか。
じれったいなー、もう。



「あのさ…」
涼は小さな箱を取り出した。
「え?」
その箱を開けると、そこには指輪が。


「えっ…どうしたの??」
「俺と結婚してほしい。」
「えっ…」

ちょ…ちょっと待ってよ。
え?結婚??


「まだ、美雪は専門学校行くけど、それが卒業したら、結婚したい。」

涼の真剣な目が私を直視する。





< 188 / 202 >

この作品をシェア

pagetop