すべてはあなたから教わりました。
すべてはあなたから教わりました
あれから、私達2人の間は気まずさがあって、ギクシャクしてる。

今後のことには、お互い触れずにいる。


「まだもめてるの?」
「だって…」

遥香は、もう信じたらと言う。
それでも私は引けなかった。


「桜田くんが何も言ってこないのは、本当にそう思ってるからだよ。曲だって、美雪のために作ったんでしょ?」


涼が作る曲は、私の曲ばかりで。最初に歌ってくれたのも、私に対する曲だったっけ?


「大丈夫だって!プロポーズされたんだもん。幸せじゃない。」

遥香はバシバシと背中を叩いてきた。


めっちゃ痛いし…。




< 194 / 202 >

この作品をシェア

pagetop