すべてはあなたから教わりました。
押入れらしきところからギターが出てきた。




ありゃ。



「何歌ってほしい?」


しかもリクエストありですか。




「えっとー…なんでもいい。得意なやつ。」
「十八番にしようかな。」



ギターの調節をし始めて、
ひき始めた。



歌い出したけど、何の曲かわからなかった。
でも、聴いてて安心するし、
曲の世界観に入った。



涼の優しい声が部屋の中で響く。
優しすぎて泣きそうになった。




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