ギャルがゲーマーやってちゃダメですか?
「えっ!ホントですか!? いつもありがとうございます!!!」
「いやいや、たいした物じゃないよ! また次も頑張ってね!お疲れ様!」
西山さんは私がこの仕事を好き好んでやっていないことを知っている。辞めて欲しくない一心でか、よく私にご褒美をくれる。だからこの仕事が辞められない。鈴木さんの思うツボだぞ!と、わかってるのにその術中に見事ハマってしまっている私・・・。
送りの車が到着すると、すぐさま後部座席に乗った。...香水?匂いキツすぎなんだけど。
「お願いしまーす。」
ここから私の家まで15分近く掛かる。
匂いと車の揺れで、気持ち悪くなりながら私は眠りについた。