ギャルがゲーマーやってちゃダメですか?
浴室から戻ってきた和哉は、足の踏み場のない床に腰を下ろし、あぐらをかきながら煙草をくわえて火をつけた。
「フーッ...お前いつまでつったってんの? 座れば?www」
和哉が浴室に向かうのと同時に私も立ち上がり、戻ってきてもそのまま立ちっぱなしでいた。
「...あぁ。」
言われるがまま、私も腰を下ろす。
一服している和哉の隣に座り、改めて周りを見回す。
「お前、相変わらず部屋汚いなwww」
「あぁ?wwwまじそろそろやべーよwww」
「片付けろよ、まじ汚いwww」
「最近忙しいんだよ、僕も!」
「そうかもしんないけど、汚すぎて足の踏み場ねーんだってwww」
私が笑いながらそう言葉を発した瞬間、一緒になって笑っていたはずの和哉の顔が急に真顔になった。