白黒王子と甘い恋
2章 ~優里side~
いつもどうりの生活をしていたある日、私の人生を変えてしまうような大きな出来事があった。


―――私が風邪をひいてしまった日のこと

小さい私と、あれは・・・・。


「ゆう、こっちきて。」

手招きをする男の子。5歳くらい?

私のことをゆうと呼んでいる。

「たっちゃん。どこにいるの?」

不安そうに言う小さな私。

「こっちだよ。どかんの中。」

土管に近づき男の子がいたことに安心して、土管の中に入っていった。


「ゆう。これあげる。」

「なぁにこれ?」

「やくそくのお花。」

「やくそく?」

「そう、ゆうはぼくのこと好き?」

「うん、だいすき。」
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