白黒王子と甘い恋
陽太はため息を1つつく。
これは、私に向けての降参のサイン。
「さすが優里。俺のことは何でも分かるな。」
まるで、たっちゃんに言い聞かせるように言った。
「さっきつぶやいていた約束って何?」
今の陽太は危険だ。
心が不安定すぎる。
何のことかわかったたっちゃんが
「お前には関係ない。」
と冷たく言い放った。
それを聞いた陽太は、
「うっせーな。俺は優里に聞いてんの。」
と、冷たく言い返した。