白黒王子と甘い恋
～優里side～
あれから３日たった。
いまだに陽太とたっちゃんは話そうとしない。
っていうか、陽太が近寄るなオーラを出しているから近づけない。
殺気に似ているから、菜乃と釼野君も近づけていない。
私はって?
もちろんずっとそばにいる。
長年の勘でしかないけど、
今は誰かにそばにいてほしいけど、いてほしくない。
そう思っているだろう。
だから私だけでもそばにいてあげる。
そんな陽太を見ているのがとってもつらい。
だから私は覚悟を決める。
自分の気持ちにうそはつけない。
